おかしくはないです

嫌いな言葉は「多幸感」

【リメンバー・ミー】忘れられたら終わりだなんて

まずはアナ雪の短編。短編っつーか22分。アナとエルサのイチャイチャ。これはもうクリストフの田舎もんいじりがマジでむかついた。ラップランド人をモデルにしてるキャラクターにすることかね。その食文化とか習慣を伝統として受け入れずに下品なものとして下位に位置づける態度はマジで普通に差別だからね。結局アナとエルサは汚れ役をやんないから、ハンスとかクリストフとかに道化させておけばいいやみたいなやり方は本当に下品だと思うよ。お貴族様はいいご身分ですね。

で、本編。よくできた映画だなーと思うけど、私はモアナほど全然ハマんなかった。なんでかなあと思ってたけど、モアナはプリンセスの定義を新しくしたけど、リメンバーミーは古い価値観を良きものとして素朴に肯定したからかなあと思ったよ。なんか、別に新しいもの見た感じはねえなあと。これは多分ある種の経営判断的なものがあるのかなあと思ったのは、やっぱりファミリー向けの映画を作ろう、というのはディズニーの至上命題であるんだろうし、南米や東南アジアなんかの、家族という単位がものすごく強い社会に刺さる映画を狙ったんだろうなという部分。日本なんてもはや市場ですらないし、アメリカにだって限界があるし、あと「アバローのプリンセス エレナ」なんかはちゃんとラテン系プリンセスやってスペイン語圏ではきちんとヒットしてるし、ポリティカル・コレクトネスを考えた上でエスニシティをピンポイントで攻めるからこその大きな稼ぎっていうのはあるからね、実際。ということをつらつら考えたけど、やっぱりちょっと窮屈だなあ、どんなに美しくても、あの死後の世界は。たった一人で誰からも認識されずに生きている人はどこかに確かにいるはずだし、その生き方って哲学的ですらあるけど、家族という共同体によって支えられている世界というものの見方ではマジで存在しないことになるのも頷けるし。木が倒れた時にその音を誰も聞いていなかったとしても、やっぱりその木は倒れたんだと、その木だけは思ってもいいじゃないの。

ってか、あの悪い人は人を殺したからもちろん悪い人なんだけど、人気者になったのはあの人の才能だと思うので、その栄光まで否定するのはかわいそうだよね。猪木は虚飾のスターかもしんないけど、それでも自身のカリスマであそこまでのことを成し遂げたんだしさあ。

あと、あのー……オチっていうか悪い奴の悪事が露見するくだりが「ズートピア」とおんなじ……。