おかしくはないです

嫌いな言葉は「多幸感」

【怪盗グルーのミニオン大脱走】黄色が薄いと薄味に

薄い、とにかく薄い。シリーズ3作目でキャラクターが多すぎてしかもお話をメインプロットと多すぎるサブプロットにハッキリ分けてしまってお話が進まないし新しいキャラクターが激薄。そして何より致命的なのがグルーシリーズのキモっていうかすべてであるミニオンがメインのお話に絡まなくてミニオンに関しては予告編で見た以上の何かはない。他の部分、メインのストーリーやグルーのギャグが面白ければ構わないんだけどそうじゃないからとにかくミニオンが欲しくなる。

家族の愛とか、ひとつ小さくでも大人になることのメタファーとか、ディズニーの得意分野に正攻法で挑んでもやっぱり同質の感動は得られない……という無情な現実を実感するばかりだ。

あと敵の悪党は80年代に活躍した元子役という設定なのだけど、マドンナとかマイケルジャクソンとかをBGMにしながらネオンサインっぽいフォントでノリノリでアクションする。たぶんクリエイターの世代なんだろうけどしかしこの80年代リスペクトみたいなのってもうそこかしこでここ2年くらい流行ってる気がするのでいささか食傷気味、というか今後同じ感じのやつやるなら相当うまく入れ込まないと「またか……」ってなること請け合いなので、「自分の好きだったもの、好きなものをやるんだ!」っていう気持ちもただ出すだけじゃダメなんだなあ。マーケットって厳しい。