おかしくはないです

嫌いな言葉は「多幸感」

【ランペイジ 巨獣大乱闘】振りきった『ザ・マミー』

近年のロック様のご活躍ぶりから勝手に「ロック様はアメリカのティーンエイジャーのアイコンになろうとしている」説を提唱している。そして公開される主演映画を見るたびにその確信は強まっていく。この前DVDで見た『セントラル・インテリジェンス』もまさし…

【ジュマンジ ウェルカムトゥジャングル】あっちのキリトはロック様

めっちゃアメリカでヒットしていると聞いて「どんなんなん??」と思ってたけど完全にティーン向けのライン。言ってよ。ハイスクールミュージカルとかそのへん。 ディズニーチャンネルとかニコロデオンとかそのへんのドラマのその先くらいの延長で、しかも内…

【リメンバー・ミー】忘れられたら終わりだなんて

まずはアナ雪の短編。短編っつーか22分。アナとエルサのイチャイチャ。これはもうクリストフの田舎もんいじりがマジでむかついた。ラップランド人をモデルにしてるキャラクターにすることかね。その食文化とか習慣を伝統として受け入れずに下品なものとして…

【シェイプ・オブ・ウォーター】アカデミー賞そりゃとるよ

ジャンル映画がアカデミー賞獲ったのは快挙だというのは確かにそうかもしれないけど完全にアカデミー賞感が強くてアカデミー賞だよこの映画っていう印象がとにかく強い。中身も栄誉もアカデミー賞。 特に終盤の白黒ミュージカルシーン、「アーティスト」とか…

【グレイテスト・ショーマン】松永兄弟物語

『リアル・スティール』の時も思ったけどヒュー・ジャックマンは自分が超いい人だからドクズ親父をやりたがるのかな。と思っていろいろメイキング見てたら「手術翌日に医者から止められてるのに出演者の熱唱に気分が乗ってついつい歌いだしちゃった」動画を…

【ビッグ・シック 僕たちの大いなる目ざめ】小ジョークの国アメリカ

フロリダのディズニーワールドにはモンスターズ・インクのラフ・フロアーというアトラクションがあるのだけど、これはお客さん参加型のアトラクションでまあディズニー・シーのタートル・トークと同じ感じかなと思うじゃない?でもこのアトラクションではな…

【ロープ 戦場の生命線】なわはもっとも古い人間の道具の一つ

これは面白かった。かなり見るべき映画。 戦場となった国の難民が利用する井戸に死体がハマっちゃって(誰かが投げ入れたのかもと示唆されるけど本当のことはわからない)このままでは水が汚染されて飲めなくなるので死体をロープで引き上げるけど……切れた!…

レイジングループをクリアしたけどやっぱりゲームはいちばん饒舌

評判がいいのでケムコの「レイジングループ」をやったよ。もっとゲームやったり本読んだりしないとなあと思っています。 面白かったです。こんなブログでゲームの説明をされても困ると思うからしないけど、テキストアドベンチャーかつバッドエンドの記憶を持…

【ぼくの名前はズッキーニ】戯画化されたリアルすごすぎ問題

びっくりしたのはズッキーニが教室で初めて自己紹介をした場面。ズッキーニはお母さんが呼んでくれるズッキーニという愛称で呼んでほしいので本名を紹介する先生にこっそりと「ズッキーニだよ……」と耳打ちする。この囁くような声とはにかみのかたまりのよう…

【パディントン2】こんにちは、ヒュー・グラントです

意外とリアルなクマがベン・ウィショーの声で喋りつつロンドンに出没する、普通に考えると怖いけど基本的にみんなが幸せになるとってもいい映画ことパディントン。 前作よりもこっちの方が好きです。映画は変化や成長を描くものだーって言われるけど、それっ…

【デトロイト】すべてに絶望し、そして最後に辿りつく

ユースチス!あんた悪い子になって!とウィル・ポールターにドキドキ。子役の印象が強いからウィル・ポールターが悪いことばっかりやってると余計にいたたまれない気持ちになる。 デトロイト暴動の始まりから火に包まれる町とその火が及んでいなかったはずの…

【ジオストーム】久々に見たよ警告灯が点滅する中での殴り合い

まあ予告編を見て抱いた印象そのものの映画だ。そういう意味では誠実だ。それにしたって古風だろ。 いろいろ言いたいことはあるけど、雷の直撃を受けただけで大爆発するスタジアムってマイケル・ベイでもやらないのでは?やるか。 ディザスターものだと思っ…

【オレの獲物はビン・ラディン】アメリカはグライダーでやってくる

これはすごい。『帰ってきたヒトラー』を見たときびっくりしたけど、これも同質別種のびっくりで腰抜かした。 まずニコラス・ケイジ。すぐに爆笑するニコラス・ケイジ。っていうか全てはニコラス・ケイジ。ニコラス・ケイジの映画は馬鹿にしてもいいっていう…

【否定と肯定】正しき者よ沈黙せよ

今の時代に見るべき!という評判を聞いて見に行ったところもあるけど予想よりもかなりカジュアルな内容で意表をつかれた。複雑な現実を丁寧に一枚の織物にしましたという社会派映画ではなく、今この時代に立ち現れている問題できちんと打倒すべきものを措定…

【ミスター・ロン】薄幸美女に幸多かれ

リアリティがないお話を指してまあこれはファンタジーだからって擁護する向きがあるけどそれはファンタジーに失礼だよねってよく思う。ファンタジーほどたいへんなものはない。だからこの映画をファンタジーっていうのはちょっと違うよね。 台湾の殺し屋が日…

【キングスマン ゴールデンサークル】いらない奴らは即排除

前作は「面白いけどまあ……」くらいの感じで今ひとつ乗れなかったので(お金持ち爆発とアナルセックスでクライマックスが特に)、私はこちらの方が好きです。いらないキャラクターとか時間を割きたくない人物に対しては容赦なく脚本で排除するという潔さはい…

WRESTLE KINGDOM 12 内藤哲也といくつものセレンディピティ

セレンディピティという言葉がある。 探し求めていたものとは別の思いもかけぬ幸運に出会うこと、あるいはそれを可能にする洞察力のことを指す造語であるが、内藤哲也のプロレス人生は、この五年間は、セレンディピティの連続だった。 彼がそもそも求めてい…

年始のご挨拶と2017年ベスト10映画

明けましておめでとうございます。 めでたいかどうかはちょっとかなり怪しいですし、2018年はやばそうな予感がプンプンしますが、生きていくだけでプロテストになると信じてやっていきたいです。 2017年よかった映画を思い出せるだけベスト10的にメモります…

【スターウォーズ 最後のジェダイ】まあ大体ガンダムで喩えられる

一言で言うとZガンダムだった。くさくさしたアムロにムカムカするカミーユとくさくさしたルークにムカムカするレイは完全に一致。その上、フォースの処理は完全にニュータイプのそれと同じだった。ニュータイプっていうのは戦争の道具じゃないよ〜すべての人…

WWE Mixed Match Challengeに思うミックスドマッチのススメ

WWEでとうとうミックスド・マッチの大会が開催される。 www.wwe.com ミックスド・マッチ(男女混合マッチ。だいたいは男1女1VS男1女1)が私は大好きだ。私が最も好きな試合の一つは今回のミックスドマッチにも出場するアスカ選手が主催していたカナプロ…

【オリエント急行殺人事件】バレエ竜巻旋風脚殺人事件

主演も監督もケネス・ブラナーなんだね、ということを映画を観終わって知りました。ポアロのイメージってやっぱりドラマ版のデヴィッド・スーシェかなあと思うんだけど、ポアロっていうキャラクターは多分映画化とかにはあんまり向いていないんだよね。なん…

【人生はシネマティック!】男もすなる仕事というものを

ダンケルクで起きたドラマを映画にしようぜ!とノーランに70年先駆けた戦意高揚映画が作られるまでの物語。 「映画が好まれるのは現実と違って構造があるから(作為性があるから)、無意味なシーンがないから」と作中で言及される。そして確かにこの映画の中…

スーパーマリオオデッセイはいよいよマジもんのゲーム下手にも気を遣う新世代ゲーだけど話は古代

はじめてマリオをクリアした。 Wiiの時から変だと思っていたのだ。「直感的な操作性」「お年寄りも子供も楽しめる」みたいな感じで死ぬほど流行っていたWiiだが全然簡単じゃない。ポインタはふらふらするし、挙句の果てはWiiモーションプラスとかいう精密さ…

【ゲット・アウト】その肉体、羨ましいわあ

黒人レスラーのフィジカルに憧憬を覚える瞬間は枚挙にいとまがない。骨格あるいは筋肉のつき方の差にいつもため息を漏らす。モンゴロイドだろうがコーカソイドだろうが太った人もいれば痩せている人もムキムキな人もいるのに「アフリカ系は鍛えればすぐに筋…

【エイリアン:コヴェナント】人間はアホなので次世代は奴に任せた

映画館で見たけど感想などを失念したまま『ブレードランナー2049』を見たらかなり対照的だったのでメモ代わりに。要点はもちろんアンドロイドと人類の扱いについてだ。まずコヴェナント号の乗組員は全員かなりの無能でありそんな無能は全員寝ていてもファス…

【ブレードランナー2049】SF映画は誰のためのもの

悪い意味で昔のSFのマインドがお話の端々にはみ出てて物凄い古さ。とにかく主人公のライアン・ゴズリングことKの恋愛がきつい。人工知能は人を愛することができる?みたいな疑問についてSFらしい解を出さずに普通にセックスするしょうもなさ。しかしアリス・…

【アナベル2 死霊人形の誕生】悪魔に祈りを捧げるなかれ

スピンオフのプリクエルというスターウォーズもびっくりのフランチャイズを見せる死霊館シリーズの最新作。 死霊館シリーズの特徴といえば、おそろし心霊描写のつるべ打ちと悪魔に立ち向かう人間同士の思いやりの存在感だ。「死霊館 エンフィールド事件」で…

WWE LIVE Osaka2017を見てWWEのやり方に気づく

とりあえず中邑真輔の話をするね。 去年の大阪公演で中邑真輔が見せてくれたのは、ここからまた始まるのだという自然体の決意だった。見る者もまた、そこから始められることを促されるような。いつでも人は劇的に変わりうるのだという困難さを当たり前のもの…

【猿の惑星:聖戦記 グレート・ウォー】猿の十戒、あるいは地を這う罪深き者

50年前くらいの映画みたいなお話ぶりでドキドキしたが最後まで見ると納得。なんつーか、聖書だ。スタジオ制作の聖書スペクタクルなお話だ。 シーザーは何者かなと思っていたらモーセだったし聖戦記と言いつつ出エジプト記だった。前作で原罪を猿のものとし死…

大逆転裁判2は細かいことは気にすんなのタップダンス

まさかの未完シナリオから2年ぶりの続編ということで内容もまさしく前作からの続きで、コンシューマゲームってとりあえずひとつのパッケージとして終わるよねっていう私の先入観こそが甘えだったのだろう。でもみんな、前作の最初の事件の犯人とか覚えてい…